生後8ヶ月の赤ちゃんは何ができるもの?離乳食や睡眠時間、夜泣きや遊び・おもちゃなど平均的な成長・身長体重など発達の状態や、育て方のポイントをわかりやすく解説します。
生後8ヶ月の赤ちゃんは、心身ともに急速な成長を遂げる重要な時期です。
この頃は、おすわりが安定し、ハイハイを始める子も増え、手先の動きもより器用になります。
また、人見知りや後追いが増えるなど情緒面の発達も見られるため、パパママにとっても育児のサポートが欠かせません。
本記事では、赤ちゃんの発育や運動能力、離乳食の進め方、睡眠のリズムまで、生後8ヶ月の育児に役立つ情報を網羅的に解説します。
成長の目安や注意点を理解し、赤ちゃんの健やかな成長をサポートしましょう。

白井 沙良子
慶應義塾大学医学部 卒業 / 小児科医として、都内クリニックにて勤務
株式会社Kids Publicにて、小児科・産婦人科へのオンライン医療相談を運営 / 毎日新聞「医療プレミア」にて毎月連載
記事一覧
https://kodomonosiro.jp/specialist/specialist-2010/
生後8ヶ月の赤ちゃんの発育と体の発達
まずは身体的な発育や体の発達について見ていきましょう。
ここでは、赤ちゃんの身長や体重の目安、おすわり、ハイハイ、そして指先の使い方について詳しく解説します。
生後8ヶ月の身長と体重の目安
生後8ヶ月の赤ちゃんの身長と体重は、個人差が大きいものの、一般的な目安があります。
男の子の場合、身長は約66.3〜75.0cm、体重は約7.0〜10.1kgとされています。
女の子の場合は、身長が約64.4〜73.2cm、体重が約6.4〜9.6kg程度です。
| 男の子 | 女の子 | |||
| 身長 | 体重 | 身長 | 体重 | |
| 生後7〜8ヶ月 | 65.0〜73.6 | 6.73~9.87 | 63.1〜71.9 | 6.32〜9.37 |
| 生後8〜9ヶ月 | 66.3〜75.0 | 6.96~10.14 | 64.4〜73.2 | 6.53〜9.63 |
この時期、赤ちゃんの成長は急激に進むため、個々の成長スピードには差が見られることも多いです。
原則として、身長・体重が成長曲線の中に入っており、今までと同じ曲線に乗っている・カーブを描いていれば問題ありあません。
成長曲線から外れてきた場合や、今までと違うペースで増える・減る等の場合は、定期的な健診に加えて、小児科医に相談してください。
この時期にできるようになること
生後8ヶ月はおすわりが安定する
この頃には、ほとんどの子が、自力でおすわりできるようになります。
生後6〜7ヶ月頃からおすわりの練習を始める赤ちゃんが多く、8ヶ月になるとより安定して長時間座れるようになります。
おすわりが安定することで、赤ちゃんは両手を自由に使えるため、周囲の物に手を伸ばして遊ぶことが増えます。
おすわりは、背筋や腹筋の発達と密接に関係しており、これらの筋肉がしっかりと発達していくことで、赤ちゃんは自分の体を支えられるようになります。
ハイハイを始める子もいる
生後8ヶ月頃になると、多くの赤ちゃんがハイハイを始めます。
最初はぎこちない動きかもしれませんが、徐々に手足の動きが連動し、スムーズに移動できるようになります。
赤ちゃんによって異なりますが、早い子では生後6ヶ月頃から、遅い場合でも1歳になるまでにはほとんどの子がハイハイを経験します。
ハイハイの練習を促すために、赤ちゃんの好きなおもちゃを少し遠くに置いてみると、赤ちゃんがそれを取ろうと動き出すきっかけになることが多いです。
指先を使えるようになってくる
生後8ヶ月になると、指先をより器用に使えるようになります。
親指と人差し指を使って物をつまむ動作ができるようになり、手づかみで食べたり、積み木を積み上げて遊んだりすることが増えます。
指先の発達は、将来的な手先の器用さや知的発達にも影響を与えるため、赤ちゃんが様々な物に触れる機会を作ってあげましょう。
例えば、異なる素材のおもちゃや食べ物を触らせてみることで、感覚の発達を促進できます。
生後8ヶ月の赤ちゃんの情緒と言葉の発達

生後8ヶ月は、赤ちゃんの情緒面や言葉の発達が著しく進む時期でもあります。
身体の成長に加えて、感情表現が豊かになり、コミュニケーション能力も高まってきます。
ここでは、赤ちゃんの情緒や言葉の発達に関する具体的なポイントを紹介していきます。
短期の記憶ができるようになってくる
記憶力は生後6ヶ月頃から発達してきますが、8ヶ月になる頃には、赤ちゃんは短期的な記憶ができるようになります。
直前の記憶があることで、予測を立てることもできます。
そのため、予測通りに顔が見えたり隠れたりする「いないいないばあ」を楽しめるのです。
人見知りや後追いをするようになる
この時期は、人見知りや後追いもするようになります。
記憶力の発達に伴って、普段お世話をしてくれるパパママと、それ以外の人とを見分けられるようになるからです。
人見知りとは、知らない人に対して不安を感じ、泣いたり避けたりする行動ですが、赤ちゃんが自分と他者を区別し、身近な人との強い絆を認識する過程で起こる自然な反応です。
後追いは、ママパパが見えなくなったときに、赤ちゃんがその後を追いかけたり、泣いて訴えたりする行動を指します。
これは、赤ちゃんと身近な人との愛着関係がしっかりと築けている証拠です。
自己主張が強くなる
この時期の赤ちゃんは、自分の欲求や感情を泣き声や身振り手振り、さらには表情を使って表現します。
特定の食べ物を食べたくない時には顔を背けたり、遊びたいおもちゃに手を伸ばして要求するなど、自分の意思を伝えようとします。
過度に制限せず、赤ちゃんが自分の感情を自由に表現できる環境を整えてあげましょう。
言葉の意味を理解し始める
赤ちゃんはまだ言葉を話すことはできませんが、生後8ヶ月頃から、言葉の意味を少しずつ理解し始めます。
たとえば、「パパ」や「ママ」など、頻繁に耳にする言葉を聞き取ってその意味を理解することがあります。
この段階では、単語自体を言うことはまだ難しいかもしれませんが、呼びかけられると反応するなど、周囲のコミュニケーションに積極的に応じる姿は見られるでしょう。
喃語を話す
生後8ヶ月頃、赤ちゃんは「喃語(なんご)」と呼ばれる、意味のない音を繰り返し発するようになります。
「バババ」や「ダダダ」など、単純な音を繰り返し発する喃語は、言葉を学ぶための前段階とされています。
赤ちゃんは、自分の声の出し方や口の動きを試しながら、将来的な言語発達に備えているのです。
赤ちゃんの喃語に反応し、あいづちを打ったり話しかけたりしてあげましょう。
生後8ヶ月頃の離乳食と授乳

生後8ヶ月頃になると、赤ちゃんの離乳食も本格的に進み、授乳とのバランスが重要な時期です。
ここからは、この時期の離乳食の量や回数、食材選び、そして授乳とのバランスについて見ていきましょう。
生後8ヶ月頃の離乳食の量や回数
生後8ヶ月は、朝・夕の1日2回で離乳食を食べ、食事のリズムが整い始める時期です。
一回あたりの量は、主食(ご飯やパン、うどんなど)をおおよおそ50g~80g、副菜(野菜や果物)を20~30g程度、そしてタンパク質(肉、魚、豆腐、卵など)を15g~20g程度が基準です。
これらの回数や量はあくまで目安です。
個々の赤ちゃんによって食欲や消化能力が異なるため、その子のペースに合わせて無理なく進めていきましょう。
生後8ヶ月頃の離乳食で食べる食材
食べられる食材も増えてくる時期なので、さまざまな食材に挑戦しながら、栄養バランスを意識したメニューにしましょう。
特に鉄分が不足しがちな時期なので、レバーや赤身の魚、豆腐などを取り入れるのがおすすめです。
また、野菜や果物はビタミンやミネラルの補給に欠かせません。
少量の調味料を使い始めることができますが、塩分や糖分は控えめに、素材の味を活かした調理を心がけましょう。
生後8ヶ月頃の離乳食と授乳のバランス
生後8ヶ月の赤ちゃんは、まだ母乳やミルクから栄養を取っています。
母乳の場合は、赤ちゃんが欲しがるだけあげてOKです。
ミルクの場合はミルク缶に記載された量を上限の目安として与えましょう。
また、授乳をいつ行うかもポイントです。
離乳食後に授乳を行うことで、食事で不足したエネルギーや栄養を補うことができ、徐々に食事の量を増やしていくことができます。
逆に、授乳を先にするとお腹が満たされ、離乳食を食べる意欲が低下してしまうこともあるため、タイミングには注意が必要です。
生後8ヶ月頃の赤ちゃんの睡眠

生後8ヶ月頃は、昼と夜の区別がつき、まとまって寝るようになる一方で、夜泣きが増えることもあります。
ここでは、生後8ヶ月の赤ちゃんの睡眠時間の目安や、夜泣きの原因とその対策について詳しく解説します。
生後8ヶ月頃の赤ちゃんの睡眠時間
生後8ヶ月頃の赤ちゃんは、1日に約12〜13時間の睡眠が必要とされています。
この時期は、昼間の活動時間が増え、昼寝は2回程度に落ち着くことが多いです。
一般的には午前中に1回、午後にもう1回の昼寝があり、それぞれ1〜2時間ほどです。
日中の活動量や昼寝の時間が適切であれば、夜間の睡眠も比較的スムーズになります。
夜間も5~8時間とまとまって眠れるようになります。
しかし、赤ちゃんの個性や成長のペースによって異なり、夜中に目を覚ますこともまだよくあります。
赤ちゃんが自分で再び眠りにつけるように、寝かしつけの習慣を整えることが大切です。
夜泣きの原因と対策
生後8ヶ月頃になると、夜泣きが増える赤ちゃんもいます。
これは、赤ちゃんの発達や外的要因によって引き起こされることが多く、いくつかの原因が考えられます。
- 日中の刺激
赤ちゃんは、新しく見聞きしたものや遊びなど日中に受けた刺激を睡眠中に整理すると言われています。結果、脳の活動を活発にさせ、睡眠中に夢を見たり、夜中に目覚めたりすることがあります。 - 分離不安
生後8ヶ月頃になると、赤ちゃんは「ママがいない」ということに敏感になり、夜中に目が覚めたときに強い不安を感じることがあります。これは「分離不安」と呼ばれるもので、成長の過程としてよくあることです。 - 生活リズムや睡眠環境の変化
まだまだ睡眠サイクルが不安定なため、来客やおでかけなどいつもと違う生活リズムになった際にも夜泣きをしやすくなります。眠りが浅く周囲の影響を受けやすい場合は、少しの物音で起きてしまうこともあります。
対策としては、まず夜泣きの原因を理解し、赤ちゃんに安心感を与えることが重要です。
寝る前は、薄暗い照明で静かな時間を過ごしたり、優しい音楽をかけたりすることで、赤ちゃんは徐々に落ち着きます。
また日中に遊ばせるのも大切ですが、適切な昼寝時間を確保することも大切です。
適度な運動をさせることで夜の眠りを深くする効果も期待できます。
夜泣きがあった場合、すぐに抱き上げてしまうのではなく、安全を確認したら少しだけ待ってみるのも有効です。
単に寝ぼけているだけのこともあり、少し時間をおけば、赤ちゃん自ら再び眠りにつくこともあります。
赤ちゃんが自力で眠る力を育てておけば、パパママが楽になるだけでなく、赤ちゃん自身も安定した睡眠サイクルを獲得できるはずです。
生後8ヶ月頃の赤ちゃんの生活リズム
規則正しい生活を心がけることで、生活リズムは安定してきます。
ここからは、生後8ヶ月頃の1日のスケジュール例や外出時間、散歩について詳しく見ていきましょう。
1日のスケジュール例
生後8ヶ月頃の赤ちゃんは、1日のスケジュールがある程度定まってくる時期です。
赤ちゃんによって多少の違いはありますが、以下のようなスケジュールが一般的です。
| 7:00 | 起床・授乳 | 赤ちゃんの起床時間は比較的早いことが多いです。朝起きたらまずは授乳か離乳食をあげます。 |
|---|---|---|
| 7:30〜9:00 | 室内遊び または 軽くお散歩 | 真夏など暑い時期は早い時間にお散歩に出ることもあります。 |
| 9:00〜10:00 | 午前の昼寝 | 朝食後に活動した後、赤ちゃんは午前中に短い昼寝をすることが多いです。30分〜1時間程度が一般的で、この時間にしっかり休むことで、機嫌よく遊ぶことができます。 |
| 10:30〜11:30 | 離乳食(1回目)・授乳 | 栄養バランスを重視し、様々な食材を取り入れましょう。 |
| 11:30〜13:00 | 室内遊び | 食事を終えたらたっぷりと遊びます。冬は、日が照っている昼間の時間帯にお散歩に行くのもおすすめです。 |
| 13:00〜14:30 | 午後の昼寝 | 午後の昼寝は比較的長く、1〜2時間ほど寝ることが多いです。この時間にしっかり休むことで、夜の睡眠が安定しやすくなります。 |
| 15:00〜15:30 | おやつ・授乳 | 夕食(離乳食)に響かないように、量や内容を調節しましょう。 |
| 15:30〜17:00 | 室内遊び | お天気がよければ、再度短めのお散歩にでるのも良いでしょう。 |
| 17:00〜18:00 | 離乳食(2回目)・授乳 | 食べている量を見ながら授乳量を調整しましょう。 |
| 18:00〜19:00 | お風呂 | |
| 19:00〜20:00 | 授乳・リラックスタイム | 入浴後は、赤ちゃんがリラックスできるよう、静かな環境で絵本を読んだり、優しい音楽をかけたりして眠りやすい環境を整えます。 |
| 20:00〜 | 就寝 |
日によって多少ばらつきがあっても構いませんが、就寝時間や起床時間はなるべく一定にしてあげると生活リズムは安定しやすいでしょう。
外出時間や散歩について
生後8ヶ月頃の赤ちゃんは、外の世界に興味を持ち始め、外出や散歩が良い刺激となります。
外出時間は、午前中の昼寝前や午後の昼寝後が理想的です。
30分から1時間程度の散歩が一般的ですが、赤ちゃんが疲れすぎないように気をつけながら、日差しの強い日や寒い日には短時間で切り上げることも考慮しましょう。
また、赤ちゃんにとって外出は良い運動の機会でもあります。
ハイハイやつかまり立ちができるようになる時期なので、公園や児童館など安全な場所で自由に動ける時間を作ると、運動能力の向上にも繋がります。
ベビーカーでの移動も楽しい体験ですが、できるだけ赤ちゃん自身が体を動かせる環境を作ることで心身の発達が促されるでしょう。
お散歩中に、草花に目を向けたり、たくさん話しかけたりすることで、親子の触れ合いを楽しむ時間にもなるはずです。
生活リズムを整えるためにも、適度な外出・運動を取り入れましょう。
生後8ヶ月の赤ちゃんのお世話のポイント
生後8ヶ月の赤ちゃんのお世話のポイント
生後8ヶ月になると、赤ちゃんは運動機能や認知能力が急速に発達し、ますます好奇心が旺盛になります。
お世話の仕方も月齢に応じた工夫が必要です。
この時期の赤ちゃんのお世話のポイントについて、具体的に見ていきましょう。
歯のケアをしっかり行う
生後8ヶ月ごろになると、個人差はありますが多くの赤ちゃんに歯が生え始めます。
この時期から「乳歯のケア」を習慣づけることは、後の歯の健康に大きな影響を与えるためとても重要です。
最初の乳歯が生え始めたら、まずはガーゼや柔らかい歯ブラシで優しく歯を拭いてあげるところから始めましょう。
赤ちゃんの歯茎は敏感なので、力を入れずに優しく行いましょう。
また、歯磨きが習慣になるように、「楽しい時間」にすることもポイントです。
例えば、歯磨き中に好きな音楽を流したり、歯磨きに関する絵本を読んだりすることで、歯磨きタイムをポジティブなものにしていきましょう。
また基本的な虫歯対策として、以下も欠かせません。
- ダラダラ食べをしない
- 哺乳瓶で甘い飲み物を与えない
- 大人や兄弟児と食器を共有しない、口移しをしない
たくさん話しかけ遊ぼう
生後8ヶ月の赤ちゃんは、ママやパパの声に対する反応がより豊かになります。
言葉を話せなくても、ママパパが言っていることを思いの外理解しているものです。
赤ちゃんが言葉を覚えるのは、ママやパパの日常的な会話を聞くことから始まるため積極的に話しかけてあげましょう。
例えば、「今からお着替えしようね」「今日はお空に雲がないね。お天気がいいね」など、普段の行動に合わせて話しかけてあげることで、赤ちゃんは言葉と行動の関連を理解し始めます。
また、絵本を読み聞かせたり、おもちゃを使って遊びながら話しかけるのも効果的です。
音の違いや言葉のリズムに興味を持ちやすいので、いろいろな表現を使って赤ちゃんの好奇心を刺激しましょう。
コミュニケーションを重ねることで、赤ちゃんの自己表現力や社交性が育まれます。
ママパパのリフレッシュも大切
赤ちゃんのお世話は愛情に満ちた時間であると同時に、体力や気力を多く必要とします。
特に生後8ヶ月の時期は赤ちゃんの動きも活発になるため、ママやパパにとっても目が離せない時期です。
そのため、自分のリフレッシュタイムも積極的に取り入れることが大切です。
リフレッシュには、短時間でもよいので、自分の好きなことをする時間を確保しましょう。
例えば、散歩や軽い運動、好きな音楽を聴くことがリフレッシュにつながります。
また、パートナーと協力し合い、交代で休憩するのもおすすめです。
リフレッシュすることで、心身ともにリセットされ、赤ちゃんのお世話にも前向きに向き合えるようになります。
ママやパパの心の余裕は、赤ちゃんにも良い影響を与えます。無理をせず、サポートを得ながら、楽しみながら育児を続けていきましょう。
生後8ヶ月の赤ちゃんにおすすめの遊び

ここでは、生後8ヶ月頃におすすめの遊びをいくつか紹介します。
この時期の赤ちゃんに適した遊びを通して、運動能力や認知力を育てていきましょう。
手遊び
手遊びは、おもちゃがなくても場所を選ばずどこでもできるシンプルな遊びです。
手を使ってリズムに合わせることで、赤ちゃんの集中力やリズム感、模倣する力を養うことができます。
例えば「いとまき」や「むすんでひらいて」という歌を歌いながら手を動かすことで、赤ちゃんの笑顔も引き出せます。
歌詞に合わせて手を動かすことで、赤ちゃんも自然と手の動きを真似するようになり、手先の器用さを育てることができます。
ボール遊び
生後8ヶ月の赤ちゃんには、柔らかいボールを使った遊びもおすすめです。
ボールを転がしたり、少し投げてみたりして、赤ちゃんがそれを追いかけたり、触れたりすることで運動能力が高まります。
特に、転がるボールを手でつかもうとする動きが赤ちゃんの手指の発達を促進します。
また、ボールの色や形、動きに興味を示すことで視覚や触覚も鍛えられます。
カラフルなボールや、触ると音が出るボールを使うと、赤ちゃんも夢中になって遊べます。
バスごっこ
生後8ヶ月の赤ちゃんは、想像力が少しずつ芽生えてきます。
簡単な「バスごっこ」をしてみると、親子の触れ合いとともに楽しい時間を過ごせます。
ママパパが膝を伸ばして座り、その上に赤ちゃんを座らせて「バスに乗って揺られてる〜」と歌を歌い、膝を軽く上下に揺らしながら遊んでみましょう。
時折「右(左)に曲がりま〜す」と言いながら右や左に揺れると赤ちゃんも喜んでくれますよ。
おすわりが安定している子であれば、大きなタオルや毛布の上に赤ちゃんを乗せ、ゆっくりと引っ張ってバスごっこをするのもおすすめです。
赤ちゃんがタオルの上でバランスを取ろうとする動きが、体幹を鍛える手助けになります。
お風呂で遊ぶ
お風呂の時間も、楽しい遊び時間となります。
水遊びは赤ちゃんの感覚を刺激し、成長を促します。
例えば、小さなコップやバケツで水をすくったり、かけたりするだけでも、赤ちゃんは水の感触に興味を示します。
お風呂専用のおもちゃを使って、水を流したり沈めたりする遊びもおすすめです。
ちょろちょろ、ジャージャー、こぽっ(水に空気が入る音)といった音の変化も味わいながら遊べるとよいでしょう。
生後8ヶ月の赤ちゃんにおすすめのおもちゃ
生後8ヶ月頃は、視覚や触覚、聴覚など感覚が急速に発達し、手指の細かい動きも徐々に上達していく時期です。
ここからは、発達を促しながら、生後8ヶ月頃の赤ちゃんが楽しく遊べるおすすめのおもちゃをご紹介していきます。
おもちゃ選びの際に見るべきポイントについても解説するので、参考にしてみてくださいね。
おもちゃ選びのポイント
この時期の赤ちゃんの発達に応じたおもちゃを選ぶことが大事ですが、安全性や衛生面も欠かせないポイントです。
以下を満たすおもちゃであれば安心でしょう。
- STマークがついている(日本玩具協会が策定している安全基準)
- 39ミリ以上の大きさ(誤飲防止)
- 口に入れても安心な素材
- 角が尖っていない
- 衛生的(水洗い、洗濯、アルコールで拭ける等)
- 指先を使える
- 遊びが固定化されない
- 音や光が出て飽きにくい
- いろんな色、形、大きさのもの
それでは、具体的に生後8ヶ月の赤ちゃんにおすすめのおもちゃをいくつかご紹介します。
ピアノ絵本
ピアノ絵本は、赤ちゃんが手で簡単に押せるボタンが付いており、ボタンを押すと音が鳴る仕組みが多いです。
童謡や効果音などが選べるものもあり、赤ちゃんが音に興味を持ちやすいでしょう。
自分で音を鳴らせる楽しさを味わえます。
また、パパママがピアノの演奏に合わせて歌を歌うのもおすすめです。
音楽やリズムを感じることで、リズム感の基礎を養うことができるでしょう。
ルーピング
ルーピングとは、カラフルなワイヤーにビーズやリングが通されていて、赤ちゃんが指で動かして遊ぶおもちゃです。
このタイプのおもちゃは、手指の動きを細かく調整する能力を引き出し、目と手の協応も養ってくれます。
さまざまな色や形のビーズがあるため「赤いビーズを動かしてみようか」「これは四角いビーズだね」など話しかけることで、色や形の認識にも役立つでしょう。
ワイヤーの部分が頑丈か、使われている塗装は安全か作られているかを確認すると安心です。
ソフト積み木
ソフト積み木は、柔らかく安全な素材で作られており、赤ちゃんが手に持って遊びやすいのが特徴です。
積み木を積んだり崩したりすることで、手先の動きや認知能力の発達が促されます。
積んだり並べたり、形を作ることで、創造的な遊びが楽しめ、遊び方が固定化されないのが大きなメリットです。
さらに、積み木を重ねる動作は、指先の微細な力のコントロールを学ぶ機会にもなります。
積み木もルーピング同様、さまざまな色や形があります。
積極的に話しかけ、色や形の違いを意識しながら遊ぶと良いでしょう。
安全な素材で作られているか、色落ちがしないかなど、品質面を確認し、口に入れても問題ないものを選ぶと安心です。
ビジーボックス
ビジーボックスは、複数の仕掛けが1つに集まったおもちゃで、ボタンを押したり、回転させたり、引っ張ったりと、さまざまな動作が楽しめます。
さまざまな機能があるため、触覚や聴覚など複数の感覚を同時に刺激できます。
ボックス内の仕掛けを理解し、動かすことで、簡単な問題解決の基礎力も身につくでしょう。
大人が想像しているよりも、赤ちゃんは引っ張ったり押したりする力が強いです。
ボックスが安定しているか、強く引っ張っても壊れにくいかを確認し、赤ちゃんが安心して遊べるものを選びましょう。
生後8ヶ月頃に気を付けるべき安全対策
生後8ヶ月頃になると、赤ちゃんは動きが活発になり、探索活動も盛んになります。
この時期には、誤飲や窒息、転倒、落下といったさまざまなリスクが増えるため、安全対策が欠かせません。
ここからは、具体的な注意点と安全対策について詳しく解説していきます。
誤飲に気を付ける
この時期の赤ちゃんは、興味があるものにすぐ手を伸ばし、口に入れがちです。
小さなものや色鮮やかなものは特に好奇心を刺激しやすく、誤飲事故のリスクが高まります。
例えば、ボタンや小さな玩具、コインなどが誤飲しやすいアイテムです。
赤ちゃんが触れられる範囲に小物を置かないようにし、収納ボックスや引き出しの中など安全な場所に片付けるように心掛けましょう。
手の届く範囲の引き出しは、チャイルドロックをしておくと安心です。
さらに、赤ちゃんが飲み込んでしまった場合の対処法も知っておくと、万が一の際にも落ち着いて対応できます。
急に呼吸が苦しそうになったり、咳き込んだりした際には、速やかに医療機関に連絡しましょう。
窒息に気を付ける
赤ちゃんはまだ食べ物を噛む力が弱く、喉に詰まりやすいため、窒息事故にも注意が必要です。
食事やおやつの際には大きすぎる食べ物や弾力のあるものを与えないようにしましょう。
例えば、ブドウやミニトマト、小分けになった小さなゼリー、ナッツ類は窒息の危険が高いとされています。
これらの食べ物は小さく切るか、他の食材に置き換えるなど配慮しましょう。
芋類のようにモサモサした食感の食材も喉に詰まらせやすいので、細かくしたりとろみをつけたりする工夫が必要です。
また、赤ちゃんが遊ぶおもちゃにも窒息の危険性が潜んでいます。
おもちゃが小さすぎたり、破れやすいパーツが付いていたりしないかを再確認し、年齢に適したサイズと形状のものを選ぶようにしましょう。
転倒に注意する
生後8ヶ月頃になると、赤ちゃんはハイハイやつかまり立ちといった動作ができるようになりますが、まだバランスを取るのが苦手なため転倒するリスクも高まります。
床の上に障害物があるとつまずいてしまうことがあるため、赤ちゃんが活動するスペースにはなるべくものを置かないようにし、段差のないフラットな環境になるよう心がけましょう。
また、家具の角や硬い部分も転倒時に怪我の原因になることがあります。
角のある家具にはクッション材を貼り、転倒時の衝撃を和らげる対策を取ると良いでしょう。
赤ちゃん用のジョイントマットを敷くのもおすすめです。
フローリングに比べ滑りにくいため、スムーズに動けるようになります。
また、転倒した際の衝撃も軽減できるでしょう。
落下を防ぐ環境づくり
転倒と並んで気をつけたいのが落下事故です。
ベビーベッドやソファなどからの落下には特に注意が必要です。
生後8ヶ月頃だと、つかまり立ちを始める赤ちゃんも出てきます。
ベビーベッドの柵の高さを適切に調整し、落下を防ぎましょう。
ベビーベッドの中に足がクッションやぬいぐるみがあると、それらを足がかりとして、身を乗り出してしまう危険性が考えられます。
赤ちゃんは体全体に占める頭の比重が大きく、身を乗り出すと、頭から落ちるリスクがあるため、ベビーベッドの中にはものを置かないようにしましょう。
また、ソファや大人用のベッドの上では目を離さず、万が一の転落防止策として安全ガードを設置することも有効です。
さらに、階段の入口にはベビーゲートを設置したり、低い窓には補助錠を付けたりすることで、赤ちゃんの思わぬ落下事故を防ぐことができます。
たくさんふれあいながら成長を見守ろう

生後8ヶ月頃の赤ちゃんは、離乳食にも慣れ、睡眠のリズムも安定してくる頃です。
できることが増え遊びの幅が広がる時期でもあります。
手指を使った細やかな遊び、全身を使った遊び、お散歩やお出かけを通して身体的心理的な発達を促しましょう。
また、言葉の理解もぐんと進むので、たくさん話しかけながらふれあうことで言葉の発達も促されるでしょう。
ただ、発達には個人差があるため、多少目安と違っていても焦ることはありません。
その子のペースに合わせて成長を見守りながら、今しかない時期を楽しみましょう。




